記者殺害疑惑　トルコ当局がサウジ総領事公邸捜査へ[2018/10/17 05:54]

　サウジアラビア政府を批判してきた記者の殺害疑惑を巡り、トルコ当局は現場とされるトルコ・イスタンブールのサウジの総領事館に加えて総領事公邸も捜査する方針です。

　トルコメディアによりますと、サウジの反体制派記者、ジャマル・カショギ氏の殺害に関与したとされるサウジ人15人はカショギ氏と同じタイミングで総領事館を訪れた後、総領事公邸に向かったということです。トルコ当局は総領事館の捜査を行いましたが、今後、総領事公邸や関連車両も捜査する方針です。一方、トランプ大統領は疑惑に深く関与したと報じられているムハンマド皇太子と電話で会談したことをツイッターで明らかにし、「彼は何も知らないと完全に否定した」と投稿しました。捜査の結果については「まもなく出るだろう」との見通しを示しました。また、トランプ大統領に派遣されてサウジ入りしたポンペオ国務長官は、皇太子らとの会談で疑惑への懸念を伝えたということです。