INF全廃条約「ロシア守らないから脱退」トランプ氏[2018/10/21 11:46]

 アメリカのトランプ大統領は、アメリカが旧ソビエトと結んだINF(中距離核戦力)全廃条約から脱退する意向を明らかにしました。

 トランプ大統領:「アメリカは合意を守ってきたが、ロシアが守らないので(条約から)脱退する」
 トランプ大統領は20日、ネバダ州で記者団に中距離核戦力全廃条約から脱退する考えを示しました。アメリカと旧ソビエトが1987年に調印した条約は、射程500キロから5500キロの中距離核戦力を全面的に禁止するものです。しかし、アメリカではロシアの新型ミサイルや条約の影響を受けない中国の核戦力拡大への懸念が高まっています。
 トランプ大統領:「ロシアや中国はやっているのに、アメリカは条約を守るなんてできない。だから条約を破棄して、我々は武器を開発するのだ」
 脱退については、22日にロシアを訪問するボルトン大統領補佐官がロシア側に通告する可能性があります。

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