サウジ記者死亡事件 トルコ大統領が23日に全容公表[2018/10/22 11:47]

 サウジアラビアの反体制派の記者がトルコにあるサウジアラビアの総領事館で死亡した事件で、トルコのエルドアン大統領は事件の全容を23日に明らかにする考えを示しました。

 サウジアラビアの総領事館で起きたジャマル・カショギ記者の死亡事件で、サウジアラビア政府は20日、「総領事館の中で口論になり、殴り合いの結果、死亡した」と公表し、事件に関与した疑いで18人を拘束しています。こうしたなか、トルコのエルドアン大統領は「23日に事件の全容を公表する」ことを明らかにしました。大統領はこれまでに「サウジアラビアはこの事件を簡単に片付けることはできない」とも述べていて、サウジアラビア政府の事件への関与を追及する構えを見せています。一方、サウジアラビアのジュベイル外相は21日、アメリカのFOXニュースのインタビューで、この事件を「重大な過ちだ」としながらも「越権行為をした人物による仕業だ」とし、ムハンマド皇太子の関与を否定しました。

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