妻への暗号「6446」は 安田さん激白 ノーカット1[2018/10/25 12:10]

 解放された安田純平さんが日本時間の25日未明、取材に応じました。拘束中に感じた恐怖感や韓国人発言の真相など、当時の状況を詳細に語りました。

 安田純平さん:「お騒がせしまして…」「(Q.奥さまとはお話できました?)電話で話をしました。予想以上にたくましく対応していたようなので、良かったなって。家族には『シリアに行く』ぐらいの話はするが、詳しい話はしていない。こういうことがあると巻き込まれる状態なんですけど、そういう状態を受け止めてくれて対応してくれてありがたいなと」「(Q.何と伝えた?)状況の話ばかりしていたんですけど。『ありがとう』という言葉と『申し訳ない』という言葉を伝えましたね。これからがちょっと大変なので。全く状況が分からないので。これからどうしようかなというのはあるんですけど。まあ、考えてもしょうがない。全く本当に分からないので。『久しぶりの日本でうまいもの食いたいな』ということだけを今、考えようかと」「(Q.3年4カ月ぶりの日本、この日が来ると思った?)殺されはしないと思っていたんですけど、いつまで続くのかという恐怖感はあって。人質生活で恐ろしいのが、いつ終わるのか分からない。終わらないかもしれないし、殺されるかもしれない。その状況で新しい情報が全然入らないので昔のことばっかり考えて、どうしてもネガティブなことばかり考えて。何もできない状態だったので、何であれやらなかったのかとか、好きなコーヒーをいれるだけの瞬間でも本当に素晴らしい時間だったのかとか。何もできないのもあると思うんですけど、そういう時間を何でもっと楽しまなかったのかとか。もっと全力でできることもあったのになとか。人間関係もそうですし、悔やむ時間がすごく多くて。悔やむことがあってもやり直せれば反省につながるんですけど、やり直す時間が永遠に来ないかもしれない。ずっと悔やみ続けるということですよね。本当につらかったですね。自分のこれまでの人生がダメすぎてそうなっているんですけど」「(Q.今後もシリアのことを伝えたいか?)そうですね、どういう形でできるか、自分が入ったころと全く情勢が違っているので、どういう形なのか分からないですけど、捕まったなかで勉強したこともありますし、シリア情勢というかイスラムは違う感性であったりするので。そういう、日本人とは違う感性・価値観だったり、共通する部分があったり。そういう部分というのが、この世界のなかでどういう動き方をするのか。まず、今は日本で何かしたいなと。日本を離れている間に、やっぱり日本が好きだなということがあって。日本の食べ物であったり、そういうものをもっと楽しみたいなという気持ちが強い」

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