正恩氏、“革命の聖地”で現地指導 動静19日ぶり[2018/10/30 17:00]

 北朝鮮の金正恩委員長が「革命の聖地」とされる北東部の三池淵(サムジヨン)郡にある建設現場などを視察したと報じられました。米朝首脳会談に向けた実務交渉が進まないなか、動静が伝えられるのは19日ぶりです。

 30日付の労働新聞は、金委員長が雪の降るなか、白頭山(ペクトゥサン)の麓にある三池淵郡で建設現場の担当者に指導する様子を大きく報じました。金委員長は2021年までの完成予定を1年前倒しするよう指示し、「自分の家のように思って建設物の質を最上の水準に保たなければならない」と述べたということです。北朝鮮としては、米朝首脳会談を巡るアメリカとの本格交渉を前に外国人観光客の受け入れに向けた開発を加速させ、経済発展に集中する姿勢をアピールする狙いがあるとみられます。

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