インドネシア旅客機墜落 捜索3日目も原因不明[2018/10/31 11:50]

 インドネシアのジャカルタ沖で189人を乗せた旅客機が墜落した事故の捜索は3日目に入りました。依然として事故原因は不明のままで、インドネシア国民の間には不安が広がっています。

 (白川昌見記者報告)
 31日も多くの船が港を出発して現場海域へと向かっていきました。軍の艦船を含む35隻の船と800人を超える人が捜索にあたっていますが、いまだに機体本体の発見やブラックボックスの回収はできていません。今回、墜落したボーイング737MAX8型機は最新鋭の機材で、8月15日に納入されたばかりでした。ただ、事故の前日のバリ島からジャカルタに飛ぶ際にも、計器の故障やエアコンが止まるなどのトラブルで大幅に出発が遅れていました。ライオン航空の担当者は我々の取材に、製造元のボーイング社とも事故原因の解明に向けて話し合いを始めたことを明らかにしました。ライオン航空では過去にも度々、事故が起きていて、2004年にはバリ島の空港で着陸に失敗して24人が亡くなっています。インドネシアでは「怖くてライオン航空に乗りたくない」という声も広がっていて、一刻も早い事故原因の解明が待たれています。

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