中国との合同公演に金正恩氏 親密さ強調で米牽制か[2018/11/04 12:55]

 中国と北朝鮮の歌手による合同公演が平壌で行われ、金正恩委員長と中国共産党の幹部がそろって鑑賞し、中朝の親密ぶりをアピールしました。

 4日付の朝鮮労働党の機関紙は金委員長が3日、平壌市内の劇場で開かれた公演を中国共産党の幹部らと鑑賞したと写真入りで報じました。公演では、「朝中友好は永遠なり」と題した合唱などが披露されました。金委員長は終了後にステージに上がり、「時間が経つのも忘れた。また見たい」と出演者らを労ったということです。そのうえで、「朝中友好の明るい前途を確信する」などと強調しました。北朝鮮としては、「後ろ盾」となる中国との親密ぶりをアピールし、非核化などの交渉を控えるアメリカを牽制(けんせい)する狙いがあるとみられます。

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