米・中間選挙 トランプ大統領会見 野党に協力姿勢[2018/11/08 05:50]

 アメリカの中間選挙から一夜明け、トランプ大統領が会見を開き、下院を制した民主党に対して協調的な姿勢をアピールしました。

 トランプ大統領:「(上院で)野党・民主党の豊かな資金や特別な利害関係、敵意あるメディアに負けなかった。(下院について)民主党とはインフラや医療保険の面で共有できることが多い。両党が支持できる政策を策定できるだろう」
 会見では発言を遮り、質問を続けようとする記者との激しいやり取りもありました。
 トランプ大統領:「もう十分だ。次にいこう」
 CNN記者:「ロシア疑惑の調査を懸念しているのでしょうか」
 トランプ大統領:「何も懸念していない。でっちあげだからだ。もう十分だ。マイクを置いてくれ」
 CNN記者:「起訴を心配しているのですか?」
 トランプ大統領:「CNNはあなたを働かせていることを恥じるべきだ。あなたは無礼でひどい。CNNで働くべきでない」
 CNN記者:「不当な意見だ」
 トランプ大統領:「あなたはとても無礼な人だ」
 一方、アメリカの専門家は中間選挙を受けた今後について、次のように分析しました。
 米シンクタンク「AEI」、ザック・クーパー研究員:「民主党がトランプ氏に協力する理由はほとんどない。2020年の大統領選の論点は『政治の停滞の責任が誰にあるのか』だろう」
 また、トランプ大統領は、セッションズ司法長官が辞任したとツイッターで明らかにしました。2人はこれまで何度も衝突していて、中間選挙の後に更迭に踏み切った形です。

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