タイに初進出の高島屋 両者を結ぶ68年前の出来事[2018/11/10 22:34]

 タイのバンコクに巨大ショッピングセンターが誕生し、日本の「高島屋」が初めて進出しました。そこには、68年前からつながる深い「縁」がありました。

 10日に誕生した9万平方メートルの敷地面積を誇る巨大ショッピングセンター。タイで初めてとなる「高島屋」も営業を始めました。象の高子は、戦後復興のさなか、集客の目玉として日本橋高島屋の屋上にやってきて、4年の間、多くの親子を喜ばせました。タイの高島屋にもまもなく、高子の銅像が飾られる予定です。また、HIV(エイズウイルス)に感染した子どもたちが暮らす孤児院で作った商品を販売する、日本人経営の店舗も出店しました。
 孤児院で作った商品を売る名取さん:「反響がどうかどきどきするが、ぜひ商品手に取って触れて、その背景とかにも興味もってくれたら」
タイ人の客:「すごく良いことだと思う。自分たちで収入を上げることができれば子どもたちにもっといろんなチャンスが生まれてくると思う」
 象の高子が日本にやってきてから70年近く。高島屋は今回の進出で、日本とタイの友好をさらに深めたいとしています。

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