ボーイング社 “機体急降下”システム隠ぺいか[2018/11/14 17:06]

 先月にインドネシア沖で旅客機が墜落した事故で、アメリカのボーイング社がこの飛行機のシステムが緊急事態発生の際に機体を急降下させる可能性があることを隠していた疑いがあると、アメリカのメディアが報じました。

 先月29日にジャカルタ沖に墜落したライオン・エアのボーイング737MAX8は、8月に納入された最新鋭の機体です。アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルによりますと、ボーイング社はこの飛行機の飛行制御システムが異常、または緊急事態が起きた際に機体を急降下させる可能性があることをライオン・エアやパイロットに隠していたということです。これが原因で墜落した可能性があるとしています。ボーイング社は、この報道についてコメントしていません。墜落した飛行機には乗員乗客189人が乗っていましたが、生存者はいないとされています。

こちらも読まれています