トランプ氏、米ロ首脳会談を中止 ウクライナ情勢で[2018/11/30 11:49]

 アメリカと中国の貿易摩擦などが焦点となるG20首脳会議が日本時間の30日夜、アルゼンチンで開幕します。こうしたなか、トランプ大統領は注目されていたロシアのプーチン大統領との会談を中止しました。

 G20の期間中は米中首脳会談が行われ、貿易摩擦を巡って中国が譲歩して「一時休戦」となるかが焦点です。また、トルコでサウジアラビアの記者が殺害された事件もテーマになりそうです。一方、トランプ大統領は当初、予定されていたプーチン大統領との会談を直前になって中止すると表明しました。ロシアがウクライナ軍の艦船を拿捕(だほ)し、乗組員を解放していないことを理由に挙げています。ロシアに融和的な姿勢で知られるトランプ大統領ですが、議会などで高まっているロシアへの強硬論に押されて会談を見送りました。インタファクス通信によりますと、ロシア上院の外交副委員長は「会談の中止はトランプ大統領が抱えるロシア疑惑のせいであり、ウクライナ問題は口実にすぎない」と非難しています。

こちらも読まれています