中国・習主席がG20で個別会談 米の保護主義けん制[2018/12/01 22:30]

 G20首脳会議の初日となった30日、米中首脳会談を前に中国の習近平国家主席が各国の指導者らと会談し、アメリカの保護主義について牽制(けんせい)しました。

 習主席は、G20首脳会議で「知的財産の保護などを強化する」と柔軟姿勢を見せつつも「独断専行はいけない」と演説し、トランプ大統領を念頭に単独主義を批判しました。また、ロシアのプーチン大統領との会談でも「保護主義と一国主義に反対しなければならない」と強調しています。さらに、記者の殺害事件を巡り、国際社会から批判が高まるサウジアラビアのムハンマド皇太子とは中国が主導する経済圏構想「一帯一路」について意見交換しました。貿易摩擦が深刻化しているアメリカと中国は日本時間の2日午前中、首脳会談を行います。

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