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パリでは「黄色いベスト運動」と呼ばれるマクロン政権を批判するデモ隊が凱旋(がいせん)門周辺などで治安部隊と衝突しました。真っ黒焦げの車が並び、世界有数の観光地は異様な雰囲気に包まれています。燃料税の引き上げが治安悪化の引き金を引いた形になっていて、フランスでは現在、ガソリンもディーゼルも大体1リットル200円の値段です。これが来年1月からガソリンは4円アップ。ディーゼルが8円アップになるということです。パリから報告です。
(工藤亮介記者報告)
(Q.3日のパリはどんな様子?)
週明けのパリですが、街の機能自体はほぼ日常に戻ってはいます。激しい衝突のあった凱旋門周辺は2日のうちには、ほぼ修復作業は終えていて、観光客らであふれていました。ただ、被害が一番激しかったのは凱旋門周辺でもシャンゼリゼ通りでもなく、少し離れた脇道です。脇道から700メートルほど離れた銀行の前にいますが、この銀行は暴動の際に中にまで暴徒たちが侵入して火を付けられました。横にはATMの機械がありますが、激しく壊されています。デモに便乗した一部の者たちが現金を盗み取ろうとした可能性もあるとみられています。このデモは8日にも予定されています。フランスのフィリップ首相は3日にもデモ隊のリーダーたちに会う予定にはなっていますが、デモ自体を未然に防ぐ有効な手段はまだ見つかっていないのが現状です。
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