東シナ海ガス田開発 中国政府「主権内の活動だ」[2018/12/04 09:45]

 東シナ海でのガス田開発を巡り、中国側が先月に日中の中間線付近で海底資源を事前に調べる試掘とみられる活動をしていた問題で、中国政府は「中国の主権内の活動だ」と主張しました。

 中国外務省・耿爽副報道局長:「完全に中国の主権内と管轄権の範囲内のことである。同時に、日中の中間線という言い方は日本の一方的な主張に過ぎないと強調したい」
 また、中国外務省は、会見で「日中の指導者が一致した共通認識に従って作業を進めていく」と述べました。東シナ海のガス田開発を巡っては日中両政府が2008年に共同開発することで合意していますが、中国は開発を一方的に進めています。菅官房長官は3日の会見で、中国側が先月、新たに海底資源の試掘とみられる活動をしていたと指摘し、中国側に抗議したことを明らかにしました。先週の日中首脳会談では、ガス田開発の交渉の早期再開に向けて意思疎通をさらに強化していくことで一致しています。

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