「覇権的行為を座視しない」中国外相が対決姿勢[2018/12/12 00:15]

 中国の王毅外相は通信機器大手「ファーウェイ」幹部の逮捕について「覇権的な行為を絶対に座視しない」と述べて、アメリカとカナダに対抗する考えを強調しました。

 王外相は北京で行われたシンポジウムで講演し、「我々は常に海外にいる中国国民の安全に関心を寄せている」「正当な利益を侵害する覇権的な行為を中国は絶対に座視しない」と述べて、ファーウェイの孟晩舟副会長を逮捕したカナダと逮捕を要請したアメリカを強く牽制(けんせい)しました。また、「全力で中国国民の合法的な権利を守る」として、逮捕が不当との認識を強調しました。外相レベルの抗議は初めてで、中国が対決姿勢を一段と強めています。

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