北方領土引き渡し条件は…“米軍撤退”の覚書を重視[2018/12/14 08:01]

 ロシアの外務省は北方領土の引き渡しの条件として、日本からのアメリカ軍の撤退を求めた旧ソビエトの覚書を重視する方針を示しました。

 ロシア外務省・ザハロワ報道官:「(考慮されるのは)1960年1月27日と2月24日のソ連政府の覚書を含む外交書簡だ」
 ロシアの外務省は13日、色丹島と歯舞群島の引き渡しの条件として、日本の領土からのアメリカ軍の撤退を求めた1960年の旧ソビエトの覚書を平和条約締結交渉で「考慮する必要がある」と述べました。ウクライナ問題などを巡って米ロ関係は険悪になっていて、日本が領土問題の解決を急ぐなか、アメリカの同盟国でもある日本を揺さぶる狙いがあるとみられます。

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