与党・保守党の信任投票で続投を決めたイギリスのメイ首相がEU(ヨーロッパ連合)首脳会議に出席しました。イギリス国内で反発の大きいEU離脱合意案について譲歩を求めましたが、EU側は拒否の姿勢を崩しませんでした。
信任投票から一夜明けた13日、ブリュッセルでEU首脳会議に出席したメイ首相は各国首脳からねぎらいを受けました。会議でメイ首相は、離脱後もEUの影響を受け続ける可能性があるとして国内で強い反発を受けている現行の合意案について「もう後がない。助けてほしい」と訴え、EU側の譲歩を求めました。しかし、EUのユンケル委員長は「合意の内容をより明確にすることはできるが、再交渉はしない」と訴えを拒否しました。メイ首相にとって依然、厳しい状況が続いています。
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