金正日総書記死去から7年 正恩委員長が宮殿を参拝[2018/12/17 11:50]

 北朝鮮の金正日総書記の死去から7年を迎え、金正恩委員長は遺体が安置されている宮殿を参拝しました。

 朝鮮中央テレビは17日朝、金委員長らが平壌の錦繍山(クムスサン)太陽宮殿を訪れた様子を放送しました。金委員長の動静が伝えられるのは2週間ぶりです。また、北朝鮮メディアは、アメリカが制裁を続けていることについて「朝鮮半島の非核化へ向かう道が永遠に行き詰まる結果を招くかもしれない」と強く反発する外務省高官の談話を報じました。そのなかで、アメリカの国務省のことを「大統領の言葉とは違って、朝米関係を火と火が行き交っていた状態に逆戻りさせようと躍起になっている」とも批判しています。2回目の米朝首脳会談に向けた交渉が停滞するなか、制裁緩和などの見返りがないまま非核化を進めることに対する不安といら立ちを示したものとみられます。

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