BGMや効果音満載 国民向けに正当性アピールか[2019/01/04 16:58]

 先月20日に起きた韓国軍による自衛隊機へのレーダー照射問題で韓国側が今月4日午後、日本の主張に反論する動画を公開しました。

 (良永晋也記者報告)
 (Q.韓国側が反論の動画を公開した意図はどこにあるのか?)
 韓国側は公開の理由を「日本によって歪曲(わいきょく)された事実がネット上に広まったから」としています。日本側はもとより、韓国国民に向けて自分たちの正当性をアピールしたいという意思が見て取れます。国民向けということを反映してか、動画にはBGMや効果音がこれでもかと使われていて、まるで映画の予告編のような作りです。ただ、全部で4分半ほどの動画のほとんどは日本側の映像で、韓国側の映像は10秒ほどでした。自衛隊機の低空飛行が「騒音と振動を強く感じるほど威嚇的だった」と主張しています。映像では日本に対して強気に謝罪や説明を迫っていますが、ただ一方で、国防省は一貫して「実務協議をしよう」とも呼び掛けています。韓国としては、国民に弱気な姿を見せるわけにはいかないと動画の公開に踏み切ったものの、「これ以上、証拠の公開合戦は避けたい」というのが本音だとみられます。

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