台湾の与党・民進党は蔡英文総統が党首を辞任したことに伴う党首選挙を実施し、蔡氏に近い卓栄泰前行政院秘書長が選出されました。
党首に選ばれた卓氏は蔡総統に批判的な元党副秘書長を破っての勝利となりました。民進党は去年11月に統一地方選で大敗して以降、党勢が揺らいでいて、来年前半に実施される総統選に向けた立て直しが最大の課題です。新党首の卓氏は総統選には出馬しないとみられているなか、蔡総統は再選に意欲を示していますが、支持率の低迷などで党内では異論の声もあり、今後、新しい執行部が公認候補の選出を進めることになります。
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