国際

2019年1月16日 10:30

米・次期司法長官「政治介入許さない」ロシア疑惑で

2019年1月16日 10:30

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 アメリカの司法長官に指名されたウィリアム・バー氏が、トランプ大統領が批判するロシア疑惑の捜査を滞りなく完了させる考えを強調しました。

 司法長官候補、ウィリアム・バー氏:「私の監督下でミュラー特別検察官は捜査を終えることが認められる。個人的、政治的、また、不適切な利害関係が私の決定に影響を与えることは許さない」
 セッションズ長官の後任として指名されたバー氏は、去年に亡くなったブッシュ元大統領の時代にも司法長官を務めた経験があります。過去にバー氏は、トランプ大統領がFBI(連邦捜査局)のコミー前長官を解任したことを擁護したため、指名の承認に向けた公聴会ではロシア疑惑についての発言が注目されていました。トランプ大統領はロシア疑惑の捜査を「魔女狩りだ」と批判していますが、バー氏は捜査を完了させる姿勢を示しました。仮に捜査にあたる「ミュラー特別検察官の解任をトランプ大統領から命じられたとしても正当な理由がなければ実行しない」と述べ、捜査の独立性を保つ姿勢を強調しました。

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