日本財団・笹川会長にガンジー平和賞[2019/01/23 18:11]

 インド政府は、2018年のガンジー平和賞にハンセン病の制圧や差別撤廃活動に貢献した日本財団の笹川陽平会長を選びました。日本人の受賞は初めてです。

 ガンジー平和賞はインド政府が1995年に創設し、国際的な平和活動などに貢献した人や団体が選ばれてきました。今回は国際的なハンセン病の制圧や差別撤廃の活動などが評価され、日本人として初めて日本財団会長の笹川会長の受賞が決まりました。日本財団はハンセン病治療の薬剤を無償配布したり、ハンセン病を巡る差別撤廃を国連機関に働き掛けたりしてきました。笹川会長は2001年から「WHOハンセン病制圧大使」を務めています。受賞決定について、笹川会長は「関係者の皆様とともに、ハンセン病患者、回復者の自立支援に取り組んできた成果がインド政府に認められ、私が代表して受賞するものと考えております」とのコメントを出しました。ガンジー平和賞には、これまで人種隔離政策との闘争を指導した南アフリカのマンデラ元大統領や貧困層に無担保で融資するバングラディシュのグラミン銀行などが選ばれています。

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