ベネズエラ野党指導者が「暫定大統領」就任宣言[2019/01/24 14:55]

 南米ベネズエラでマドゥロ大統領に代わり、野党指導者が暫定大統領に就任すると宣誓し、アメリカなど多数の国々が承認しました。

 ベネズエラでは10日に2期目の就任式を行った反米左翼のマドゥロ大統領による独裁的な政策で、社会の混乱が続いています。ベネズエラ議会の議長で野党指導者のフアン・グアイド氏は国民に抗議活動を呼び掛け、23日に行われたカラカスでの集会で暫定大統領に就任すると宣誓しました。アメリカのトランプ大統領が認める声明を出したほか、ブラジルなど10カ国が承認したということです。これに対してマドゥロ大統領はアメリカとの国交を断絶するとして、アメリカ大使館職員に72時間以内の国外退去を通告しました。しかし、アメリカのポンペオ国務長官はマドゥロ大統領に国交を断絶する権限はないとして、拒否する声明を発表しています。

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