ファーウェイ問題巡り“失言”カナダ駐中国大使解任[2019/01/27 15:54]

 カナダのトルドー首相は、中国通信機器大手「ファーウェイ」副会長のアメリカへの引き渡しを巡り、中国寄りの発言をしていたカナダの駐中国大使を解任したことを明らかにしました。

 ロイター通信などによりますと、トルドー首相は26日にカナダのジョン・マッカラム駐中国大使に辞任を求め、辞表を受け取ったとの声明を発表しました。マッカラム大使は先月、カナダで逮捕されたファーウェイの孟晩舟副会長のアメリカへの引き渡しを巡り、送還を回避できる可能性があるという趣旨の発言をして波紋を広げていました。マッカラム大使は24日に発言は失言だったと釈明し、トルドー首相も解任の必要はないという考えを示していました。解任の理由は明らかにされていませんが、カナダ政府内の反発やアメリカへの配慮があったとみられています。

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