「背後に非常に強い政治的な企み」と起訴を非難[2019/01/29 17:58]

　アメリカの司法省が中国のファーウェイを起訴したことに対して、中国外務省は「背後に非常に強い政治的なたくらみがある」と非難しました。

　アメリカ司法省は28日、アメリカのイラン制裁に絡んで虚偽の説明をしたほか、アメリカの携帯大手「Tモバイル」に対する産業スパイを理由に、中国の通信機器大手「ファーウェイ」などを起訴したと発表しました。また、カナダで逮捕されたファーウェイの孟晩舟副会長も起訴し、身柄をアメリカに引き渡すよう要請しました。
　中国外務省耿爽・副報道局長：「米国が国の力で特定の中国企業を中傷、攻撃し、企業の正当で合法的な経営を抹殺しようとしているが、背後に非常に強い政治的なたくらみがある」
　中国外務省は29日、アメリカとカナダに抗議したことを明らかにしたうえで、「客観的に中国企業に対応するようアメリカに強く促す」と非難しました。ファーウェイの広報も起訴について「遺憾に思う」と声明を発表し、アメリカの法律に反する行為を否定しました。