アップル「FaceTime」 勝手に着信…会話が筒抜け[2019/01/30 21:00]

 アップル社の無料通話アプリ「フェイスタイム」で勝手に着信した状態になり、知らない間に自分の声が相手に聞こえるという「盗聴状態」が起きていることが分かりました。

 アップル社の製品で使える無料通話アプリのフェイスタイムで、応答していないにもかかわらず、相手の機器から自分の声が聞こえてしまう問題が発生しているとして、SNSへの投稿が相次ぎました。問題となっているのはフェイスタイムのグループ通話です。グループ通話とは去年10月に追加された機能で、iPhone(アイフォーン)やiPad(アイパッド)、Mac(マック)などを通じて最大で32人が同時に会話をできるというものです。しかし、複数の投稿や海外メディアの報道などによりますと、次のような条件で「バグ」が発生して「盗聴状態」が起きてしまったということです。
 まず、Aが自分のiPhoneからBにフェイスタイムで連絡を取ります。Bは応答しませんが、コールが続いた状態となります。ここで、Aはフェイスタイムのグループ通話に自分の連絡先を追加します。Bは相変わらず応答していないにもかかわらず、BのiPhoneが勝手に着信状態となり、AにBの会話が筒抜けになるというものです。
 さらに、映像を勝手に送信される事例も報告されています。Aがグループ通話に自分を追加した状態でBにフェイスタイムで連絡を取り、Bが着信を拒否しようとして自分の機器に触れます。そうすると、なぜかBの側の映像も送信されてAが見られる状態になってしまったということです。
 CNNの報道などによりますと、アップル社は問題を特定して今週中に修正ソフトを出す方針だということです。

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