中国「制裁に反対」米がベネズエラ国営石油を対象に[2019/01/30 12:39]

 アメリカがベネズエラの国営石油会社を制裁対象にしたことについて、中国は「一方的な制裁に反対する」と非難しました。

 南米ベネズエラでは国連が少なくとも40人が反政府デモで死亡したとの調査結果を発表するなど、政治的な混乱が続いています。反米色の濃いマドゥロ大統領への圧力を強めるアメリカは、国営石油会社を独自制裁の対象に指定しました。これに対し、マドゥロ大統領を支持する中国は「一方的な制裁に反対する」としたうえで、「外部からの干渉と制裁は状況を複雑にするだけで、問題の解決には何の役も立たない」とアメリカを批判しました。また、「中国はベネズエラの重要な経済パートナーだ」と述べ、ベネズエラの外貨獲得源である石油の輸入を続ける考えを強調しました。

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