アメリカはロシアとのINF(中距離核戦力)全廃条約について、条約からの離脱をロシアに通告すると発表しました。一方のロシアはアメリカを激しく批判しています。
アメリカ、ポンペオ国務長官:「これまでロシア側には30回以上にわたり、条約を守っていないと伝えてきた」
INF全廃条約はアメリカと旧ソビエトが1987年に調印したもので、射程500キロから5500キロの地上発射型のミサイルの製造や保有などを禁止しています。ホワイトハウスによりますと、ロシア側が条約に違反するミサイルなどを廃棄しない限り、6カ月後に離脱が正式に確定するということです。一方、ロシア外務省は「国際的な約束を破るのがアメリカの基本方針だ」「アメリカにこそ責任がある」と離脱の通告を激しく批判しています。
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