選挙の構図が一変しそうです。タイで軍事政権と敵対するタクシン元首相派の政党が王女を党の首相候補として届け出ました。
タクシン元首相派の一つ「タイ国家維持党」は8日、国王の姉のウボンラット王女(67)を来月の総選挙に向けた党の首相候補として届け出ました。王室関係者が候補になるのは極めて異例です。タイでは2014年のクーデター以降、軍事政権が続いていて、プラユット暫定首相は軍政を支持する政党の要請を受けて首相候補になると表明しています。ただ、王女が軍事政権と敵対する政党の首相候補になったことで、選挙の構図は大きく変わりそうです。
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