ロシア「猫カフェ」 新法成立で存続の危機!?[2019/02/22 09:45]

 ロシアで動物の取り扱いに関する新たな法律が成立したことを受け、猫と触れ合いながら飲食を楽しむ、いわゆる「猫カフェ」が存続の危機にひんしています。

 ロシアでは去年末、プーチン大統領が署名して「新たな動物の取り扱いに関する法律」が成立しました。この法律は動物保護の観点から「カフェやレストランでの動物の飼育を禁ずる」と定めているため、来年1月に施行されると猫カフェは廃業に追い込まれるという見方が広がっています。
 常連客:「こうした猫カフェのおかげで趣味が同じ友達がたくさんできたんだ」「こうした場所は絶対、必要だよ。閉店してほしくない」
 猫カフェの店主らは「捨て猫などに新たな飼い主を見つける貴重な場となっている」と主張し、嘆願書を議会に提出するなどの抗議活動を行っています。
 猫カフェ店主:「この店は猫に新たな飼い主を見つけるための社会的活動なの。取り締まられたり、閉店に追い込まれないか心配だわ」
 ただ、日本から贈られた秋田犬を飼育するなど動物好きを自負するプーチン大統領肝煎り(きもいり)の法律だけに修正の可能性は低いとみられていて、猫カフェの存続は風前のともしびとなっています。

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