米中貿易閣僚級協議 6項目の覚書で最終調整か[2019/02/22 09:35]

 アメリカと中国の貿易問題で交渉期限が約1週間後に迫るなか、中国の交渉団がワシントンを訪れて閣僚級の協議が21日に始まりました。

 協議は2日間にわたり、劉鶴副首相率いる中国側がアメリカが求める知的財産権の保護などでどこまで譲歩を示すかが焦点です。交渉期限の来月1日が迫るなか、「ロイター通信」はアメリカと中国が最終的な合意に向け、アメリカ企業に対する技術移転の強要やサイバー攻撃など6つの項目で覚書を作っていると報じました。また、アメリカの貿易赤字を減らすため、農産物などの10項目にわたる中国側の購入リストを検討しているということです。トランプ大統領は合意へのめどが付けば交渉期限を引き延ばす可能性を示唆しています。

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