国際

2019年3月8日 10:30

廃棄で合意の北ミサイル施設が復旧か 衛星写真分析

2019年3月8日 10:30

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 アメリカの研究チームが北朝鮮が廃棄に合意したミサイル施設の新たな衛星写真を公開し、復旧作業が完了したと分析しました。トランプ政権は状況を見守る姿勢を示しています。

 アメリカの研究機関「38ノース」などは、北朝鮮が去年9月の南北首脳会談で廃棄することに合意した北西部・東倉里(トンチャンリ)の「西海(ソヘ)衛星発射場」を6日に写した衛星画像を公開しました。38ノースによりますと、ミサイルの発射施設では復旧作業が終わり、稼働が可能な状態だとみられています。これを受けてトランプ大統領は「失望している」と話しましたが、北朝鮮との対話継続を念頭に1年間は状況を見守る姿勢を示しました。また、アメリカ国務省の高官は「設備そのものが決定的に重要なわけではない」との認識で、抑制的な反応に努めています。

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