中国検察トップ ウイグル族など取り締まり強化表明[2019/03/13 09:46]

 中国の検察トップが国会にあたる全人代で、ウイグル族などへの圧力を強める姿勢を鮮明にしました。

 最高人民検察院・張軍検察長:「最も大事なことは常に政治的な安全を守ることだ。様々な浸透工作、転覆活動、破壊活動、暴力テロ、民族分裂活動、極端な宗教活動を断固として打ち負かす」
 中国・最高人民検察院の張検察長は少数民族のウイグル族などを念頭に、取り締まりをさらに強化すると表明しました。また、新疆ウイグル自治区の幹部はウイグル族を不当に拘束していると批判される施設について、「テロや過激主義に反対し、職業技能訓練センターを設立した」と強調しました。
 新疆ウイグル自治区・共産党委員会副書記:「新疆では収容所や再教育センターなどが存在すると一部から声が上がっている。これらの言い方は完全に捏造(ねつぞう)されたものだ」
 新疆ウイグル自治区ではイスラム教を信仰するウイグル族に対し、中国当局が治安維持を名目に弾圧を行っているなどとして国連や欧米諸国を中心に強い懸念が出ています。

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