エチオピアでボーイングの旅客機が墜落して乗客・乗員157人が死亡した事故で、パイロットが離陸直後に機体のトラブルを報告していたことが新たに分かりました。
エチオピア航空CEO(最高経営責任者):「パイロットは機体のトラブルを報告した。彼は機体の制御に苦労していて、空港へ戻ることを求めていた」
エチオピア航空機は、この直後に交信が途絶えたということです。10日に墜落した機体は4カ月前に納入された最新鋭のボーイング737MAX8です。同型機が去年10月にもインドネシア沖で墜落していて、世界各国で運航を停止する措置が広がっています。墜落現場からはブラックボックスが回収されていて、事故原因の究明に向けてヨーロッパに送られて解析される予定です。一方、これに関連してFAA(米連邦航空局)はボーイング737MAX8とMAX9について、アメリカ国内での飛行とアメリカの航空会社による運航を停止させると発表しました。今回の決定は、フライトレコーダーやパイロットの交信記録などの調査が続く間は有効だとしています。
(C) CABLE NEWS NETWORK 2019
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