NZモスク乱射 容疑者の男 単独で2カ所襲撃か[2019/03/17 11:48]

 ニュージーランドのモスクで50人が殺害された銃乱射事件で、警察は訴追した28歳の男の単独犯とみていると明らかにしました。

 (白川昌見記者報告)
 最初の銃撃現場となったモスクは規制線の奥にあります。日曜日ということもあって多くの人が献花に訪れ、その場にとどまって祈りを捧げています。すでに訴追されたブレントン・タラント容疑者はまずこちらでモスクを襲撃した後、車に乗って移動し、東に5キロ離れた別のモスクでさらに犯行に及んだということです。警察は17日朝、タラント容疑者とは別に拘束していた男女2人について事件とは無関係だったことが分かったと発表しました。他に共犯者がいないか捜査は続けますが、現時点では単独犯の可能性が高いということです。死者は1人増えて50人となりました。依然として30人以上が入院中で、幼い子どもを含む12人が重体です。タラント容疑者に犯罪歴はなく、トルコや北朝鮮など世界各地を旅行していたことが分かっています。警察はこうした行動が“反移民”の感情を持つきっかけになったのかどうか、動機の解明を進めています。

こちらも読まれています