アフリカ南部でサイクロン被害拡大 死傷者多数[2019/03/19 02:01]

 アフリカ南部で大型のサイクロンが猛威を振るっています。モザンビークでは、大統領が「死者は1000人を超える恐れがある」と述べるなど各地で深刻な被害が出ています。

 大型サイクロン「Idai」は14日、モザンビークに上陸して各地で土砂崩れや洪水を引き起こしています。港湾都市のベイラでは、人道支援団体の担当者が「街の90%が破壊された」と話すなど甚大な被害が出ています。ロイター通信がモザンビークで少なくとも84人が死亡したと報じるなか、ニュシ大統領は18日に国営ラジオで「豪雨による洪水と今回のサイクロンで死者は1000人を超える可能性がある」と述べました。隣のジンバブエやマラウイでもこれまでに合わせて140人以上が死亡していて、被害はさらに拡大するとみられています。

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