中央アジアのカザフスタンで約30年にわたって大統領を務めているナザルバエフ大統領(78)が辞任を表明しました。
タス通信によりますと、カザフスタンのナザルバエフ大統領は19日、テレビでの演説で「大統領を辞める決断をした」と発表しました。近く大統領選挙が行われるということです。現地に展開する日本企業関係者によりますと、19日からインターネットがつながらない状況が続くなど国内はやや混乱していて、政治的空白が生じて情勢不安につながる可能性もあります。ナザルバエフ大統領は旧ソビエト末期の1990年以来、大統領の座に就いていて、その独裁的な統治が欧米諸国からの批判を浴びていました。
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