ガス田開発で日本の抗議に中国が反論「管轄海域だ」[2019/03/23 01:07]

 日本政府が東シナ海の日中中間線付近でガス田の試掘とみられる活動を行った中国に抗議したことに対し、中国政府は「中国が管轄する海域で行ったものだ」と反論しました。

 中国の移動式掘削船は今月上旬、東シナ海の日中中間線の近くでガス田の試掘とみられる活動を行いました。日本政府は「一方的な開発に向けた行為を継続していることは極めて遺憾だ」として中国政府に抗議しました。これに対して22日、中国外務省は会見で「ガス田の開発は議論の余地のない中国の管轄海域で行っている」と反論しました。また、「いわゆる中間線は日本側の一方的な主張で、中国は断固反対する」と強調しました。日中両政府は2008年に中間線付近のガス田を共同開発することで合意しましたが、交渉は中断したままで、中国が一方的に開発を進めています。

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