北朝鮮が“大使館襲撃”非難 FBI関与説は“注視”[2019/03/31 17:43]

 北朝鮮外務省はスペインにある大使館が襲撃された事件について初めて反応し、激しく非難しました。

 スペイン・マドリードの北朝鮮大使館に先月22日、武装した男らが押し入ってパソコンなどを奪いました。朝鮮中央通信によりますと、北朝鮮外務省の報道官がこの事件に初めて触れ、「国家主権への重大な侵害であり、絶対に許されてはならない」と非難しました。事件を巡っては、殺害された金正男(キム・ジョンナム)氏の長男を保護したと主張し、「金正恩体制打倒」を掲げる団体「自由朝鮮」が関与を認めました。自由朝鮮はアメリカのFBI(連邦捜査局)も関わったと主張しています。北朝鮮外務省は「テロ事件だ」と指摘したうえで、「様々な説が流れていることを注視している」と牽制(けんせい)しました。

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