リビア 民兵組織が首都を空爆 内戦の恐れ[2019/04/08 01:56]

 国家の分裂状態が続く北アフリカのリビアで、暫定政府が拠点としている首都トリポリを民兵組織が空爆しました。今後、本格的な内戦に突入する恐れが強まっています。

 リビアでは8年前のカダフィ政権崩壊後、複数の勢力が争いを続けています。ロイター通信などによりますと、7日、シラージュ暫定政府が拠点とする首都トリポリの南部を民兵組織「リビア国民軍」が空爆したということです。リビア国民軍は東部のベンガジを拠点としていますが、4日以降、トリポリに向けて部隊を進めていて、首都近郊で衝突が生じていました。空爆を受けて、国連はリビア国民軍に対して進軍を止めるよう求めましたが、不調に終わり、緊迫した情勢が続いています。

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