欧米のカトリック聖職者の性的虐待 日本でも調査へ[2019/04/08 13:52]

 世界各国でカトリック教会の聖職者が未成年者らに性的虐待をしていた問題を受けて、日本でも被害の実態を把握する調査を始めることが分かりました。

 日本のカトリック教会を統括するカトリック中央協議会の高見三明会長は7日、幼いころに神父から性的虐待を受けたと訴える男性らと都内で面会しました。高見会長は「被害者から直接、話を聞くことが大切だ。事実にどう答えるのか考えなければならない」と述べ、国内での被害を把握するため、本格的な調査に乗り出す方針を示しました。調査方法については今後、決めていくとしています。カトリックの聖職者による性的虐待を巡っては、欧米を中心に次々と被害が明らかになっていて、2月下旬にローマ法王の発案で対策を話し合う会議がバチカンで行われています。

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