補助金で損害?トランプ氏、EUに1兆円超の報復関税[2019/04/10 11:50]

 アメリカのトランプ大統領は不当な補助金で損害を受けたとして、EU(ヨーロッパ連合)からの輸入品約1兆2000億円分に対して報復関税を掛ける考えを示しました。

 トランプ大統領は9日、ツイッターに「EUによるヨーロッパ大手航空機メーカー『エアバス』に対する補助金がアメリカに損害を与えていると世界貿易機関が判断した」と投稿し、EUからの輸入品110億ドル、約1兆2000億円相当に報復関税を課すと明らかにしました。航空機メーカーを巡ってはEUがエアバスに、アメリカがボーイングにそれぞれ補助金を出していますが、互いに不当だと指摘するなど対立が続いていました。一方、アメリカのメディアは、トランプ政権が来月中旬までに米中貿易協議にめどをつけ、EUとの貿易交渉に専念する方針だと伝えています。

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