日産・ルノーの統合協議に日本政府が関与か 仏報道[2019/04/15 10:30]

 日産とルノーとの間で去年春に経営統合を巡る協議が行われ、統合を求めるルノーに対して日本政府が強く反対していたとフランスメディアが報じました。

 フランスの新聞「ジュルナル・デュ・ディマンシュ」は、当時の日産の幹部がカルロス・ゴーン容疑者に送ったものなど関係者間の複数のメールを入手したとしています。メールのやり取りでは、フランス政府からルノーに取締役として入っていたマルタン・ビアル氏が日産に経営統合を求めたということです。しかし、日産は経営統合を拒否し、日本の経済産業省も統合に反対する意向をフランス政府に伝えていたということです。経営統合の反対には日産以上に日本政府の強い意向があったとしていて、日産が過度な干渉を警戒していたとも報じています。

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