スリランカ爆発は自爆テロか 米政府が警戒呼びかけ[2019/04/22 18:00]

 スリランカで教会など8カ所で起きた爆発。これまでに死者は290人に上っています。爆発現場の一つ、シャングリラホテル前から報告です。

 (永井隆太郎記者報告)
 シャングリラホテルにあるレストランの天井や窓は爆発によって大破していて、一夜が明けた22日もそのままの状態で残されています。オーストラリアメディアは、爆発が起きた際にレストランで朝食中だったオーストラリア人の生存者の話として「爆発する直前に男2人がリュックを背負っているのを見た」と話していたと報じています。自爆テロを起こした犯人の可能性も取り沙汰されています。また、AP通信は、8カ所のうち6カ所の爆発は7人の実行犯による自爆テロの可能性があると報じています。アメリカの国務省はさらなるテロを警戒し、渡航者に対して観光地や公共交通機関など人が集まる場所は念のために長時間、滞在しないよう呼び掛けています。現地当局は、これまでに爆発に関与したとみて24人を拘束しています。ただ、犯行グループの特定には至っておらず、どれくらい共犯者いるかは分かっていないとしていて、事件の全容解明が待たれます。

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