大きなリュック背負う男を確認 教会を歩き…爆発か[2019/04/23 17:18]

 連続爆破テロによる死者は310人に上っています。スリランカでは非常事態宣言が出されて緊迫した状況が続くなか、爆発の起きた教会の近くで爆弾装置を積んだ車が見つかりました。現場から報告です。

 (白川昌見記者報告)
 これまでに拘束された人数は40人に上っています。また、不審なリュックを背負う男の姿が確認されていて、警察が解析を急いでいます。ANNが入手した自爆テロを起こしたとみられる男の写真です。大きなリュックを背負っているこの男は、100人以上が犠牲になった聖セバスチャン教会の敷地内を1人で歩く姿が確認されています。警察によりますと、その後、リュックの中に入っていた爆弾を爆発させたとみられています。これまで拘束された40人は、こういった自爆テロの実行犯を現場まで車で運んだり、爆弾の製造に関わった疑いが持たれています。現地メディアなどでは、拘束された人のなかにシリア人1人が含まれているという情報もあり、スリランカ政府は外国のテロ組織が関与した可能性も高いとみて慎重に捜査を続けています。地元の人に話を聞くと、「まだ100人以上、犯人が逃げているといううわさがあって怖い」と話していました。なかなか事件の全容が見えてこないなかで、現地では緊張感が続いています。

こちらも読まれています