北京に世界1位と2位の空港が誕生か 中国の狙いは?[2019/04/26 17:24]

 愛称は「ヒトデ」と決まったようです。北京で今年9月に開業が予定されている「世界最大の空港」。名だたる世界のハブ空港を押しのけ、空でも覇権を狙う中国の野望が巨大空港建設に込められていました。中国がこの時期に巨大空港を開港する狙いは何なのでしょうか。北京から報告です。

 (千々岩森生記者報告)
 北京にはすでに利用者数で世界2位を誇る北京首都空港があります。そこに1位を狙う新しい空港をつくるということで、とんでもない事態が始まっています。新空港「北京大興国際空港」は「ハブ空港」を目指すということで、日本から海外旅行に行く際に北京を経由するというケースが増えてくるかもしれません。
 (世界中から首脳が集まって一帯一路フォーラム行われているが、中国側のアピール度はどうか?)
 今回はプーチン大統領をはじめ世界37カ国のリーダーが集まるということで、実は一帯一路だけではなく、中国では海軍の創設70周年のイベントも同時に行われています。そこには中国初の空母「遼寧」も参加しました。一帯一路では「経済力」を誇示し、軍は軍で「軍事力」を誇示するということで、アメリカやヨーロッパを中心に反発も起きています。中国もこうした反発は分かっていますが、これからの中国はこうした国際社会の懸念をいかに和らげていくかというのが大きな課題になると思います。

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