極右政党が議席獲得へ スペイン総選挙 民主化後初[2019/04/29 05:54]

 スペインの総選挙は28日に投開票されました。移民排斥などを訴える極右政党が初めて議席を獲得する見込みになりました。

 現地メディアなどによりますと、現職のサンチェス首相率いる中道左派・社会労働党が定数350のうち123議席程度を獲得し、第1党になるものの過半数には届かないことが確実な情勢だということです。一方、移民排斥を訴えてカタルーニャ州の独立運動に強硬に反対の姿勢を示す極右政党の「ボックス」が24議席程度を獲得する見込みです。スペインの国政選挙で極右政党が議席を獲得するのは1978年の民主化以来、初めてです。ヨーロッパ各地で勢力を伸ばす極右政党がスペインでも議席を得たことで、5月のEU(ヨーロッパ連合)議会選挙にも影響を与えるとみられます。

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