人工肉「ビヨンド・ミート」NY市場上場し株価急騰 [2019/05/04 05:48]

 2日にニューヨーク市場で上場を果たした人工肉で知られるアメリカの「ビヨンド・ミート」は、株価が2日間で3倍近くまで急騰し、市場の注目を集めています。

 ビヨンド・ミートは2日、ニューヨークのナスダック市場に上場を果たし、初日の終値は25ドルの売出価格から2.6倍まで上昇しました。アメリカの調査会社によりますと、初日の上げ幅は2000年以降に上場した時価総額2億ドル、日本円で約220億円以上の企業では最大ということです。また、翌日も投資家の人気は衰えず、3日の終値は66ドル79セントと前日からさらに値上がりしました。ビヨンド・ミートの2018年の決算は日本円で約33億円の赤字でしたが、売上高は約98億円で、前の年と比べて3倍近くまで拡大しています。創業から10年目のビヨンド・ミートは、マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツさんや俳優のレオナルド・ディカプリオさんも出資しています。植物性たんぱく質などを使った人工肉はここ数年、世界的に売り上げを伸ばしていて、世界の市場規模は2025年までに8000億円を超えるという試算もあります。

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