米特別代表「北朝鮮交渉復帰のドア開かれている」[2019/05/10 23:28]

 韓国を訪問しているアメリカのビーガン北朝鮮担当特別代表が康京和(カン・ギョンファ)外相と会談し、短距離ミサイルを発射した北朝鮮への懸念を示す一方、非核化に向けた対話を継続する方針を確認しました。

 韓国外務省によりますと、ビーガン氏はミサイル発射について「非常に憂慮する」とする康外相の意見に同意したうえで、「北朝鮮が交渉に復帰できるドアは開かれている」と述べました。膠着(こうちゃく)する非核化交渉の再開を念頭に置いた発言とみられます。その後、開かれた李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長らとの作業部会では、トランプ政権も容認している韓国から北朝鮮への食糧支援が議題に上がった可能性があります。ビーガン氏はさらに、金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一相ら韓国政府の高官らと相次いで会談しました。

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