エベレストで死亡相次ぐ 頂上付近の“渋滞”原因か[2019/05/28 17:06]

 世界最高峰のエベレストで今シーズン、命を落とす登山家が相次ぎ、すでに11人に上っています。頂上付近の「渋滞」が原因の一つだと指摘されています。

 アメリカ・コロラド州の登山家・クリッシュさん(62)は27日にエベレストの山頂に到達した後、下山している途中で急死しました。CNNによりますと、今シーズン、エベレスト登山での死者はクリッシュさんで11人目となります。例年より多いペースだということで、原因の一つとして頂上付近で渋滞が起きていることが指摘されています。登山者が増えたことに加え、山頂にアタックできる天気の良い日が限られたため、登れる日には尾根に人が連なって身動きできないほどの状態になるということです。疲労に加え、酸素が薄い場所に長時間滞在することで高山病の危険が高まるため、当局は入山者の数を制限すべきだという声が上がっています。

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